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2005年4月23日 日常
小さい頃から可愛がってくれた、うちの家の下の階に住むおじさんが癌で余命半年とのこと。
昨日手術したってことをおばちゃんから聞かされた。
この間話した時は元気そうに見えたのに…。

すごく素敵なおじさん。
頭が良くて、ざっくばらんで。
おばちゃんと二人、美男美女って感じでどっちにも良くしてもらった。
あんまり年上の人に懐かない私が、珍しく「大好きー!」て思える人。

人は死ぬんだよなぁ。
去年おばあちゃんが亡くなった時にも、結局私は実感できなかった気がする。
どっか遠い世界のことみたいな気がしてた。
あの寒い部屋の中で、冷たくなったおばあちゃんと部屋で2人になってた時間、私はすごく不思議な気持ちになってた。
悲しいのも勿論だけど、なんでか現実じゃないような。
でも涙は出なかった。

多分今までの中で一番悲しい別れっていうのは、私にとっては中学1年生の時に飼っていた鳥が死んだ時で。
今でも思い出すと胸が痛い。
結局人が「その人が居ないと思うことが本当に辛い」という時にしか本気で悲しくはなれないんだと思う。

おじさんはまだ生きてる。
けど、そう長いことは生きられない。
二度と会えないってことはなんて悲しいことなんだろうね。
せめて、もう少しの時間をおじさんとおばちゃんに。

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