昨日テレビで「梅里雪山 17人の友を探して」を見ました。
最近こういうドキュメンタリをよく見ます。
昔は嫌いだったんだよね。
見てるとなんか怖くなってきちゃって。
でも今はちょっと違う。
怖いんだけど、それ以上に「見なきゃいけない」って気持ちにさせられるというか…年かな(笑)

17人の登山者の山へ懸ける思い、そして住民達の山への思い、遺族達の思い、そして今もなお遺体を捜し続ける小林尚礼さんの思い…どれも皆純粋なんだよね。
遺族が実際に現地を訪れて梅里雪山を見た時の様子を見て涙が出た。
なんでリーダーがベースキャンプに残らずに次のポイントにいたのか。
それは「山の頂上が見えないから」。
そう言って胸のつかえが取れたみたいに泣いた奥さんの気持ちがちょっとだけ分かったような気がする。

そして現地の村人達に助けられながら遺品と遺体を捜し続ける小林尚礼さんは意思の人だ。
見知らぬ異国の地でたった一人、登山者達を快く思っていない村人達があそこまで彼に協力してくれるのはそれだけひたむきな気持ちでいたからだな。
郷に入っては郷に従え。
その土地のものを愛し、その土地の人を敬っていたんだよね。
真摯だなぁと思った。

残された最後の一人の遺体が見つかりますように。
見つかっても悲しさは消えないだろうけど、気持ちの区切りはつく。
遺族にとっても、村人にとっても、小林さんにとっても。

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